今更!例のグラボ RX470をいぢる
すっかり流行に乗り遅れましたが
通称、例のグラボで話題になった
映像出力端子の無いマイニング用RX470を買ってみました
電子工作に関する知識、技術は皆無なので
いつものごとくググりまくって
壊れてもいいや、の精神で作業しました
チップもググってテキトーに選んで買いました^q^
もしマネするような方がいましたら自己責任でお願いします
なおPC環境は旧世界のものです
第一世代のCore i5 にWindows7をぶち込んだもの
いろいろ見やすく解説しているサイト、動画があるので
作業内容についてははしょっていきます
■ 準備するもの
・RADEON RX470本体
SAPPHIRE NITORO RADEON RX 470 8G GDDR5 MINING QUAD
今回はパソコンショップArkさんから購入

現時点(2019年2月9日)で在庫無しっぽいです
ギリギリ買えたみたいです
ネット通販系は全滅かな?
・買うもの色々
チップ抵抗器 5.1Ω 0.1W 1005 x8個
チップ抵抗器 510Ω 0.1W 1005 x8個
フェライトビーズ 600Ω 0.3A 0402 x8個
コンデンサ 0.1μF 16V 10% 0402 x8個
まとめてセットで販売してるところもあるようです
【シリコンハウス2F商品情報】
— シリコンハウス共立 (@kyohritsu) 2019年2月4日
「例のグラボ」向けの部品セットを、税込1080円で販売開始いたしました!
「2個目のHDMI出力」辺りまでのパーツを簡単にまとめております。
部品の選定や取付け、設定などのサポートはございませんので、
自己責任での工作でご利用ください。 pic.twitter.com/YUOSubnXj3
ちっさ!!
・ダウンロードするもの色々
atiflash_284.zip 任意の場所へ保存、展開
今回使用しているバージョンは2.84です *それ以外では動作しない可能性あり
[Download] 直下の [Show more versions] をクリックする事で選択できます
*radeon-software-adrenalin-201x-edition-1x.x.x*.exe 任意の場所へ保存
(ファイル名はダウンロードするバージョン等によって変わります)
■ 導入手順
・グラフィックボード分解
GPUクーラーを取り外します

はんだ付けの達人ならヒートシンクは外さなくても
プラスチックのファンカバーだけ外して作業できるのでは
私は不器用キングなのでヒートシンクは外しました
GPU部のグリスが固まってる場合がほとんどなので
ドライヤー等で温めてやると外しやすくなります
硬化してるグリスは拭き取りませう
・チップはんだ付け
思った以上に細かい・・・
これはダメかもしれんね
左から順に
チップ抵抗器5.1Ω / チップ抵抗器510Ω / フェライトビーズ / コンデンサ
を8個づつはんだ付けしていきます
失敗です!! haha!
はんだはちゃんとついてないし、焦げまくり
もしかして、もともと基板についてるはんだだけで
新たにはんだ足す必要なかったんじゃないだろうか・・・?
もうどうにもならんし、売り物にするわけでもないので
諦めて再度組み立ててPCに突っ込んだ
バックパネルのHDMI端子の部分の切断と
BIOSのディップスイッチの切り替えも忘れずに!
運よくこんなはんだ付けでも認識されました
・BIOS書き換え
まずGPU-Zを起動して
メモリのチップベンダーを確認しておきます

BIOSのROMはメモリベンダーに
合わせたものを焼くといいかもしれません
このへんは実際にBIOS焼いてみて
成功&安定するのを選ぶしかないかと
実際のところよくわかりません
ATIFlash(現時点最新Ver2.84)でBIOSを書き換えます
コマンドプロンプトを起動
ATIFlashを保存、展開したフォルダへ移動
まずはグラボを挿してるスロットを確認
>_atiwinflash -ai
ずらーっとグラボの情報が出てくるので
該当グラボの
Adapter部の数字を覚えておきます
んでもってBIOSを焼きます
>_atiwinflash -f -p 0 Sapphire.RX580.8192.170323_1.rom
-f はコマンドを強制的に実行するオプション
-p は書き込みコマンド
0 は先程、-aiオプションで調べたスロット番号を入れます
0 のあとはダウンロードしといた書き込むROMのファイル名
オプションの詳細は
>_atiflash /?
で確認できますよ!
書き換えが成功したらPCの再起動をして
ダウンロードしといたグラフィックドライバをインストール
あとはベンチマークソフトなりゲームなり走らせて動作確認
手持ちのモニタがFHD対応のものしかないので
WQHDやら4Kモニタでの確認ができていないという・・・
ちなみにGPU-Z読みでメモリベンダがHynixだったんだけど
Micron用のBIOSを試しに焼いてみたら
- フルスクリーンモードへの切換え時にブロックノイズ発生
- ベンチマークテストがエラー&停止
- ベンチマークテスト中にOSごとフリーズ
などの不具合が生じた
BIOSが合わなかったのか、
チップのはんだ付けが失敗していたのかは不明です
■ まとめ
はんだ付けできるだけの道具一式を持ってればお得感あり
がしかし
手間がかかるうえ、自分のような
はんだ付け素人には失敗のリスクが、、
自分のもチップのいくつかは
はんだ付け失敗(加熱しすぎ)でいくつか壊れてる可能性大
単純に価格が安いからという理由で買うんだったら
普通の中古グラボ買った方がいい気がする
BIOSの書き換えもメリットはあんのかな?
純正ドライバのWattManなり
MSIのAFTERBURNERあたりでオーバークロックするだけでいい気も
まあ最終的に安定してればそれでよし
久しぶりに自作の醍醐味的なものを味わえて楽しかった!
ついでにどの層に需要あるかわからんけど
旧世界PCのベンチマーク結果も貼っておきます
- OS :Windows7 Pro
- CPU:Core i5 750 @4.0GHz
- RAM:12GB
- GPU:nVidia GTX570 AMD R470 @R580 BIOS
- ( CoreClock:1320MHz MemClock:2000MHz )
GPU温度(室温約15℃時)
アイドル時:27℃ → 負荷時:61℃
なんということでしょう!
グラボ変えただけでこんなに戦闘力があがるとは!!
無意味にもう一つ買ってはんだ付けしたい・・・
2019年5月下旬追記
コアクロック1340MHzでゲームプレイ等で約4ヶ月常用してますが異常無しです