Windowsでのゲーム用に使っていたゲームパッドのアナログスティックの
動作がおかしくなったので修理に挑んでみた
いつもの事ですが私自身、電子部品取り扱い等の専門知識は全く無く見よう見まねで作業しているのであくまで参考程度にしてください。
ちなみに作業にははんだごてセットとプラスドライバー(+1)が必須となります。
不具合の症状
症状はアナログスティックを入力した方向からニュートラルに戻りにくいといった感じ。
いわゆるドリフト現象ってのとは違います。
潤滑剤系スプレーで一時的には直る事もあるらしいですがどうせ分解するならパーツを交換することにしました。
準備したパーツ
通称:サイコロ基板
評判よさげな金属軸の黄色バージョンのサイコロ基板
通称:リセットボード
アナログスティックのセンター調整用に
Amazonでも売ってるようでしたが急いでもいなかったので安い中華サイト(Aliexpress)から購入。
分解
- 〇 ネジを外す
外したパッドの裏側は修理が終わるまで出番がないので邪魔にならんところに退避~
- □ ボタンパッドを外す
- 強引に外そうとすると足がちぎれる可能性が高いので注意
- 〇 ネジを外す
- □ はんだを除去してフラットケーブルを外す
- 自分は低温はんだとはんだ吸い取り線を使ってちまちまはんだを除去しました
基板を分離~
- □ はんだを除去してサイコロ基板を外す
- 熱で壊れるようなものもないのでヒートガンなりはんだ吸い取り線なりお好みで
バラすとこんな感じ
基板に残ったはんだの除去とフラックス洗浄しときましょう
パーツ交換
あとは逆の手順で準備しといたサイコロ基板を取り付け、養生テープでサイコロ基板を固定してからはんだ付けすると楽~
サイコロ基板のはんだ付けが終わったら今回はリセットボードを取り付けます。
- □ はんだ付け
- 3ピン✕4箇所のみ(全部つけてしまうと外すのが難しくなります)
はんだ付けはリセットボードのチップに繋がってる3ピン✕4箇所だけするが吉。
自分は何も考えずに穴が開いてるところを全部はんだ付けしたのですが、取り付け後にサイコロ基板の初期不良が判明し、再度分解する事になったのですが吸い取り線だけだとなかなか外れず結局ヒートガンを使って外す羽目になりました😫
仮組み立て&動作確認
リセットボードを取り付けたらパッドに基板を戻してフラットケーブルのはんだ付けとボタン部分を取り付けてあげます。
上記の状態でゲームパッドの裏側はまだ閉じない状態で動作確認します。
定番の Gamepad Tester へアクセスしてゲームパッドの接続をしまっす。
今回使用しているホリパッドだと数値のみが表示されてこんな感じ ↓
各ボタンが押して反応するかどうか確認。
※TURBOボタン、ASSIGNボタン、背面のターゲットボタンは正常でも反応しない模様。
問題ないようならアナログスティックのセンター数値を確認。
赤枠で囲ったAxisの数値が-0.00392~0.00392の間なら正常値。
というか-0.00392~0.00392の間の数値は表示できないようなので実質0.00392表示で問題ないと思われます。
ネット情報によると-0.1~0.1の間であればドリフトは発生しないようです。
数値が範囲外でしたらリセットボードの可動部を調整します。
この方法だと調整は難しくないのでどうせなら-0.00392~0.00392にしときましょう。
プラスドライバー(+1)で丁度よく回転させる事ができます。
修理完了
ということで問題なければゲームパッドの裏側を最後に取り付けて無事修理完了です。
スティックのキャップをPS5用のものがサイズ的にほぼ誤差がなかったので流用してみました。
差し込み口が結構キツくて入らないかと思いましたが力を加えたらハマりました。
PS3、PS4のキャップはサイズ的に加工無しでは無理っぽいです。
オワリ。
コメント